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- - なぜ、そこまで人の可能性を信じられるのか。

2026.07.24

なぜ、そこまで人の可能性を信じられるのか。

なぜ、そこまで人の可能性を信じられるのか。
坂元さん
Daymotto Interview

なぜ、そこまで
人の可能性を
信じられるのか。

失敗を学びに変え、
誰かの挑戦を支え続ける経営哲学

「人生の最後に、『あなたのおかげで挑戦できた』と言ってもらえたら、それが一番嬉しいですね。」

「人生の最後に、『あなたのおかげで挑戦できた』と言ってもらえたら、それが一番嬉しいですね。」

インタビューの中で、坂元さんは少し考えながらそう話しました。

会社がどれだけ大きくなったか。
どれだけ多くの事業を展開したか。

そんなことよりも、自分との出会いが誰かの一歩につながったと言われることの方が坂元さんにとっては何よりの喜びなのだと言います。

01

一見、異なる事業が一本の線につながった

私はインタビューをする前から一つ気になっていたことがありました。

デイサービス、訪問看護、旅行支援、カフェ、AI活用、地域づくり。

一見すると、それぞれまったく違う事業に見えます。

「なぜ、ここまで幅広く事業を展開しているのだろう。」

そんな疑問を持ちながらお話を伺っていました。

しかし、インタビューを進めるほど、「だから旅行なんだ」「だから地域なんだ」と、これまで点だったものが少しずつ一本の線になっていく感覚がありました。

坂元さんのインタビュー風景

坂元さんは、事業を増やしたいから新しい挑戦をしているのではありません。

人は、挑戦することで
成長し続けられる。

その根底には、一つの揺るぎない哲学がありました。

病気になったから。
障害があるから。
高齢になったから。

その事実が、人の可能性を決めるわけではない。

利用者さんにも、スタッフにも、地域にも、まだ見えていない可能性がある。

その可能性を信じ、挑戦できる環境をつくることこそが、自分の役割だと坂元さんは考えています。

02

「早く失敗した方がいい」という言葉の真意

その考え方を最も象徴していたのが、「失敗」に対する価値観でした。

「早く失敗した方がいい。」

坂元さんが失敗と挑戦について語る様子

正直、この言葉だけを聞いたときは少し意外でした。

私が耳にするのは、失敗をしないためにはどうするのか。を最大限に考えている方が多い印象でした。

しかし、話を聞き進めるうちに、その意味はまったく違うことに気づきます。

坂元さんが大切にしているのは、失敗そのものではありません。

失敗から何を学び、次の挑戦にどう生かすのか。

そこにこそ価値があるという考え方でした。

挑戦すれば、当然うまくいかないこともあります。

しかし、その経験を積み重ねた人ほど、物事の見方が増え、判断の引き出しが増えていく。

「あのときはこう乗り越えた。」
「以前にも似た経験があった。」

そうした積み重ねが、困っている人を支えられる力になり、新しい挑戦を応援できる力になっていくのです。

坂元さん インタビュー
03

失敗を知っているから、人の挑戦を止めない

坂元さん自身、多くの失敗を経験してきました。

だからこそ、人の挑戦を簡単には止めません。

転んだ経験があるから、転んでいる人の気持ちが分かる。

答えをすぐに教えるのではなく、「どうしたら乗り越えられると思う?」と問いを投げかけ、その人自身が答えを見つけることを信じています。

その姿勢は、利用者さんへの支援にも、スタッフ育成にも、新しい事業づくりにも共通しています。

利用者さん

旅行を通じて「次はどこへ行こう」と、もう一度未来を語り始める。

スタッフ

自ら挑戦できる機会を託し、失敗も含めた成長を見守る。

地域

行政や民間企業を巻き込み、新たな挑戦が生まれる仕組みをつくる。

形は違っても、根底にあるのは
「人は変われる」という信念。
04

できない理由より、まだ見えていない可能性を見る

不思議だったのは、インタビューが終わったあとも頭に残っていたのは、旅行でも、AIでも、事業の規模でもなかったことです。

残っていたのは、「人は挑戦することで成長する」という、坂元さんのシンプルで力強い考え方でした。

介護や医療の現場では、「できない理由」を考えてしまう場面が少なくありません。

年齢だから。
病気だから。
障害があるから。
人手が足りないから。

もちろん、それらは簡単に乗り越えられる現実ではありません。

それでも坂元さんは、「人は変われる」と言い切ります。

その言葉には、理想論ではなく、自ら数え切れないほどの失敗を経験し、そのたびに学び、挑戦を続けてきた人だからこその重みがありました。

05

人が挑戦できる環境を、本当に創れているだろうか

そして私は、このインタビューを通して、自分自身にも一つ問いが生まれました。

坂元さんのインタビュー写真
人が挑戦できる環境を、
本当に創れているだろうか。

経営とは、事業を増やすことではなく、人の可能性を広げること。

組織とは、人を管理する場所ではなく、挑戦が生まれる土壌をつくること。

だからこそ、デイサービスや訪問看護、旅行支援、AI活用、地域づくりは目的ではありません。

「人は挑戦することで成長できる。」

その哲学を社会の中で実現するための手段なのだと感じます。

どんな事業をしているのかではなく、なぜその事業をやるのか。

その答えを探していくと、一人の経営者の哲学と、人の可能性を信じ続ける理由が少しずつ見えてきました。

ぜひ、その言葉の一つひとつから、坂元さんの想いを感じていただけたら嬉しいです。

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