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デイサービスにおける作業療法士の役割
今回は、デイサービスにおける作業療法士の役割に焦点を当て、その実践的な関わり方について解説していきます。
作業療法とは?
作業療法は、日本作業療法士協会や理学療法士・作業療法士法により定義されていますが、一言で表すと「心と体のリハビリテーション」と言えます。
具体的には、以下のような日常生活に関わる動作を対象としています。
ADL(Activities of Daily Living):食事・入浴・排泄などの基本的な生活動作
IADL(Instrumental Activities of Daily Living):買い物・家事・仕事・趣味活動などの応用的な生活動作
作業療法士の介入方法は、大きく分けて以下の2つのアプローチがあります。
これらを組み合わせることで、利用者を包括的に支援することが可能となります。
デイサービスと作業療法の親和性
デイサービスの目的は「日常生活の自立支援」です。
一方、作業療法は「ADL・IADLなどの活動・参加を促す」ことを目的としています。
この2つは非常に高い親和性を持っています。
ICF(国際生活機能分類)の視点からみる作業療法の介入
デイサービスにおける作業療法の役割をICFの枠組みで整理すると、以下の3つの介入が重要になります。
このように、作業療法士はデイサービスの理念に即しながら、多角的なアプローチで利用者の生活を支援することができます。
デイサービスにおける作業療法の実践
私が勤務するデイサービスでは、作業療法士の関わり方を明確にするために、以下のようなプロセスを設定しています。
役割活動の意義とは?
「役割活動」とは、利用者が日常生活の中で果たす役割を意識し、それを実行することを指します。
例えば、配膳や掃除といった役割を持つことで、自然とADL・IADLの動作練習となり、結果的に自立支援につながります。
まとめ
デイサービスにおいて作業療法士の視点を活かすことで、より実践的かつ効果的な支援が可能となります。
今後も、利用者の自立支援に向けた取り組みを継続していきましょう。
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