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デイサービスの仕事内容

デイサービスにも言語聴覚士がいるんです!

 今年2022年に言語聴覚士(ST)有資格者数は38,000人に増えました。

(一般社団法人 言語聴覚士協会HPより引用)

多いように感じるかもしれませんが、全国のデイサービスは43,700以上。ほとんどのSTが医療施設に従事しているため、デイサービスで働いているSTは限りなく少ないのが現状です。
 今回は、言語聴覚士(ST)が利用者さまに何を提供し支援する専門家であるのかをご紹介させて頂ければと思います。
わかりやすく言うと2つに大分類できるかと思います。

① 何らかの原因で食べたり飲んだりするために必要な機能が損なわれ、食事に影響が生じている方への支援

② 病気や事故による後天的な問題や先天的または発達上の問題などでことばによるコミュニケーションをとるために必要な機能が損なわれ、やりづらさが生じている方への支援

大分類の1つ目から。
超高齢社会となり言葉としては認知度が高くなりました「嚥下」です。摂食嚥下障害です。
いくつになっても「口から食事を摂る」というのは、生命を維持するために必要な営みです。当事者および当事者家族、また介護福祉施設現場でもかなり切実なニーズになってきています。

大分類の2つ目は多岐に渡ります。
人は何らかの原因で脳内外に損傷を受ける、脳内が変性することによりさまざまな状態を引き起こすことがあります。また生まれつき機能に問題が生じており発達上影響を及ぼす場合もありますし、成人してから何らかの原因により機能に問題が生じ影響を及ぼす場合もあります。
下記の中で言葉くらいは耳にしたことがあるものはありますか。

失語症、高次脳機能障害、運動性構音障害、機能性構音障害、器質性構音障害、音声障害、聴覚障害、認知機能障害

 次の記事からは福祉施設であるデイサービスに勤務する言語聴覚士が利用者さまとどのように介入、関わりを持ち支援しているのかをアプローチ別に分けて紹介させて頂ければと思います。
紹介順はニーズの高いもの、実際デイサービスで多い介入としていきます。

● 摂食嚥下障害

● 認知機能障害

聴覚障害(老人性難聴)

● 運動性構音障害

● 高次脳機能障害

● 失語症

次回はまず最もニーズが高い①摂食嚥下障害について、実際にデイサービスに勤務する言語聴覚士の関わりを発信したいと思います。少しでも多くのデイサービスで従事する方々のお役に立てればと思っております。

補足

言語聴覚士(ST)のことを知らない方もいらっしゃると思いますので、追記でSTについてご紹介をさせて頂ければと思います。

言語聴覚士が国家資格として制定されたのが1997年、第1回目の国家試験が実施されたのが1999年。
理学療法士(1965年制定)・作業療法士(1966年制定)に比べると遅れること約30年、人で言えば理学療法士がお父さん、作業療法士がお母さん、言語聴覚士がその子どもとでも言えそうなイメージでしょうか。
 言語聴覚士の歴史が浅いことから有資格者も少ないのは当然のことですが、言語聴覚士になるために学ぶ養成校も多くはありません。しかし言語聴覚士になるためには理学療法士、作業療法士には採用されていない受験資格があります。一般の4年制大学を卒業し学士を取得していれば2年以上言語聴覚士として必要な知識や技能を修得することで国家資格受験資格が与えられ言語聴覚士になることが可能なのです。
 私が大学を受験する頃にはまだ言語聴覚士という資格はなく養成校も皆無に等しい状況だったと思います。そのため言語聴覚士有資格者は社会人を経てから言語聴覚士になるために学んだ人が圧倒的に多いのです。
 また言語聴覚士有資格者の75%が女性であり、その大半が30~40代の子育て世代ということもあり常勤有職者も少ないのが現状です。

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