理学療法士が考えたレクリエーション
レクリエーションの種類としては①体操・運動などの身体を使う ②脳トレ・クイズなどの頭を使う ③音楽・歌・楽器演奏など ④手芸・工芸・料理などの創作 などがあります。
どれもすごく大切ですが、機能訓練士として①の身体を使うレクリエーションを2つご紹介したいと思います。
Ⅰ.リズム体操
レクリエーションで1番準備が少なく、回数・強度・時間など自分たちで変化させることができます。
リズム体操の曲は『故郷』『赤いリンゴ』など童謡や1960年〜1990年代頃の歌で行うと利用者さんも歌いながら実施することができます。
ちなみに、、、1からリズム体操を考えるのはなかなか難しいのでYouTubeで『リズム体操 高齢者』と検索するといくつか出てくるのでそこからアレンジを加えていくことがお勧めです。
アレンジを加えていく考え方として
1曲の中で繰り返し行う動作を組み込む
リズム体操で1曲の中に色々な動作を詰め込みすぎると、途中で分からなくなって運動を辞めてしまう利用者さんが出てくる可能性が高いです。そのため、サビの部分などは動作を統一することで全員が楽しみやすいリズム体操ができます。
日常生活で実際行うような動作を取り入れる
上着の更衣動作を想定(前)
上着の更衣動作を想定(後)
ズボンの更衣動作を想定(前)
体操をする中で、入浴で背中を洗うような動作など日常生活の動作を取り入れることでただ身体を動かすというだけでなく、生活の場面に役立つ・評価することができます。
Ⅱ.リレー
小学生の頃から皆さんも1度はやった事があるリレーもレクリエーションとして、とても盛り上がります。
もちろん走ってバトンを渡して、、、などのリレーをするのは転倒したり、怪我をしたりする可能性が高くなり、危険です。そのため、椅子に座った状態でバトンの代わりにタオル・ボールを用いたリレーを紹介させていただきます。
ルールは簡単です。椅子を横1列もしくは縦1列に並べて、タオルもしくはボールをバトン代わりとし、スタート地点からゴール地点まで早く到達できたチームが勝ち。
バトンの渡し方の例としては、右手で受け取って、左手で渡す。後ろ向きで受け取って、前向きに渡す。自分の身体の周りを1周させてから相手に渡す。などバリエーションは豊富に作ることができるので利用者様にあった難易度・負荷で実施できます。
注意点としては、腰部や肩などに痛みがある方は身体を捻りすぎたり・肩を動かしすぎたりしないように配慮が必要となります。
今回は身体を使うレクリエーションを2つ紹介させていただきました。レクリエーションを実施する際の参考になれば幸いです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。