10年病院勤務した理学療法士が、デイサービスで働くきっかけ
『デイサービスでどんな感じで働いているの?』と興味がある方に時々連絡を頂きます。
今回は、少しでも療法士のきっかけになればと思って綴ります。私が介護業界で働こうと思ったきっかけは2つあります。
① 退院後のその先を知りたかった。
② 小児に携わる時期があり、その期間に介護の難しさと楽しさに魅了された。
理学療法士になり、最初に勤務したのは、都内にある回復期病院です。回復期病院には、急性期病院から転院される方が多くいらっしゃいました。
動いてもいい状態、いわゆるリスクが少なくなった状態になると回復期病院に転院します。
その回復期病院で、理学療法士としてのキャリアを積み始めました。
回復期病院には、大きく脳卒中・整形疾患・神経難病の患者様がいますが、私の仕事はその方々の
①体力を作る
②基本的動作の獲得(立つ・寝返る・立ち上がる)
③退院後の生活を想定した動作の獲得
でした。
大雑把ではありますが、イメージとして入院時に起き上がることも困難な方を退院時には自分で起き上がる事や在宅で生活できるような能力を獲得するところまで介入します。
また、私が働いていた病院は、退院後半年後くらいに担当していた患者様のご自宅に行き生活している様子を伺う時間がありました。そこで、在宅に戻ってから苦労や現実を見ていました。
もっと入院中にやれることがある!!
そんな強い気持ちが芽生えました。
しかしながら退院期間が決められている中で、たくさんの事が出来る様になって完全に自立できた方は少ない状況でした。
私の中のモヤモヤを解消することは自己研鑽しかないと思い日々奮闘していました。
そんな中、理学療法士がいるデイサービスがあるということを勉強会を通して知りました。
そもそも入院中に全てが解決できなくても退院後に地域のサービスを使用して、その人がその人らしく自立していくことが良いのではないかと言う気持ちが生まれていました。
思い切って転職をしてみると真摯に対象者に向き合っているセラピストばかりで、病院だからとかはあまりにも関係のないことだと気づきました。
私が病院勤務で、1番モヤモヤしていた在宅での苦労や現実に対してダイレクトに介入ができました。
生活期で働くようになって1番の気づきは利用者様の悩みが毎月少し違うということ。
その理由は、生活をしているので日々変わってくるからである。
家具を買ったら動線が変わりますよね?
些細なことかもしれませんが、その方にとっては大切なこと。 毎回いろんな話をしながら、少しの変化に敏感になりアプローチし、生活に反映させていくのがデイサービスの魅力だと思います!
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