サービス担当者会について〜「ケアマネの立場からディサービスの生活相談員に求めるもの」
介護認定の更新やケアプラン変更時などに担当者会議を行います。
サービス担当者会議では、ケアマネージャーを中心に介護認定更新やケアプランの確認などがありますが、ご利用者さんの情報を共有する目的もあります。
サービス担当者会議は今の利用者さんの現状を本人や家族に知ってもらい、納得していただく場でもあると思っています。実際に私たちケアマネージャーは月に1回程度の訪問でしか本人に関わる機会がないので、デイサービスのスタッフの方々のほうが利用者さんのことをよく理解されています。デイサービスは小さなコミュニティです。ご自宅に訪問した際に見るお姿とデイサービスでのご様子が大きく異なることが多いものです。
そのため、私を含め多くのケアマネージャーは、サービス担当者会議で自分の知らない利用者さんの一面や拾い切れていないニーズを見つけられる場所です。
非常に有益な情報収集の場ですので、利用者さんのサービス中の様子をしっかり聞かせていただきたいと思っています。
日々の業務で忙しいかと思いますが、サービス担当者会議までに通所介護記録やアセスメント表だけではなくディの他職種スタッフから、ご利用者さんの色んな声や小さなエピソードなどデイサービスでのご様子を聴取して、ケアマネージャー伝えていただけると嬉しいです。
また、ケアマネージャーが見れていない、知りえていないご利用者さんのニーズや問題点をデイサービスのスタッフの方々の方が的確に把握している時があります。その際は、ケアプランの追記や変更なども提案してほしいと思います。
ケアマネージャーによっては、ケアプラン変更を嫌がる方もいますが、ご利用者さんを中心として関連職種が連携すべきですので、私はケアプランへの提案やアドバイスはウェルカムです。
プライドの高いケアマネージャーもいますので、安易な提案は注意ですが・・・(笑)
地域によって受け入れ可能な曜日、半日型のデイサービスであれば午前・午後の利用どちらが良いのか、ある程度の情報をサービス担当者会でいただければ、ご本人やご家族とその場で相談できるので行き違いがなくて助かります。
介護サービスは他職種連携が必須です。その連携の中心は、ケアマネと思われているかもしれませんが、現場での介護サービスは成り立っています。
私は、現場の方の力で成り立っていることを常に感じながら感謝してお仕事させていただいています。利用者さんやご家族、そして担当ケアマネージャーを繋ぎ、自分たちのサービスを提案していただく場所が担当者会だと思います。是非、生活相談員さん!担当者会で目立ってください!!
今のこの時代、あらゆるものの評価を「見える化」しようとしています。
数字で客観的に評価することも必要だと思いますが、それ以上に人と人との交流や温かさが大切で重視され、評価される時代だと思います。ケアマネはもちろんのことディサービスの生活相談員さんも一緒に利用者さんを中心として連携し合っていければ良いチームになれると思います。
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