将来有望な！？『生活相談員』

2023.09.19

キャリアチェンジ、転職, スキルアップ, デイサービスの仕事内容, デイサービス情報

『相手目線』
これを持てるかどうかはとても大切であると感じます。
ケアマネへの営業、利用者様やその家族とのコミュニケーションがメイン業務の一つとなる『デイサービスの生活相談員』であればなおのことではないでしょうか。

今回はそんなデイサービスの生活相談員に新たにチャレンジすることとなった『咲さん』へインタビューをしました！

インタビューを通して『相手目線』をすでに持ち合わせて業務を行える、将来有望な生活相談員では！？と強く感じました。その内容と共に『周囲が出来るサポートは？』といった点も同時に考えていきたいと思います！

咲さんは社会福祉主事の資格を持ちながらデイサービスでの勤務を開始し、働いているうちに資格を活かした業務もしたいと思い始めたとのこと。
そんな中で転職し数ヶ月。前任者の退職のタイミングがあったことで、思いがけず生活相談員にチャレンジする機会が訪れた。

「資格も活用して働けたらと思っていた為、デイサービスでの生活相談員もチャレンジしてみたいと思っていました。それでも転職後の入社時は先の話だと感じていたので、こんなに早くチャンスが来るとは思っていませんでした（笑）」

この話を聞いていて『チャンスってこんな感じで突如訪れるよな』と感想を持ちました。
運が良いとはよく言いますが、この『運』は自ら運んでくるものと私は感じていますし、これも咲さんが想いと行動で得たチャンスだと感じました。

では実際に相談員として働いてみてどう？

「今のところ大丈夫です！」

まずこの芯の通った感じが良いなと思います（笑）
デイサービスの生活相談員といえば、ケアマネへの営業や見学・契約の対応、書類業務などを数多く行っていくことも必要とされます。そのため動じずに淡々と業務を行えるスキルも必要だと感じます。

とは言ってもやはり不安はある様子で、、

「そもそも大丈夫かどうかも正直わかってません（笑）前任者からの引き継ぎはあったものの、抜けている業務が無いかはやはり心配になります。重要な利用者様の書類や、請求に関わる業務も多いので、、。1人なのですぐに聞ける人がいないのも不安に感じる点です。そのため、他の店舗の相談員や管理者とも確認しながら進めていけたら良いなと思っています。」

この孤独感のような不安はあるあるではないでしょうか。
店舗型デイサービスの生活相談員は常勤で1名であることも多く、その場合にリアルタイムで相談できる相手が乏しくなりがちです。

行える支援としては、
・前任者からの十分な引き継ぎ
・管理者からのサポート
・生活相談員同士の横の繋がりを構築する
などが挙げられると思います。

新任者の不安を聴取し、周囲が出来る支援を行うことの重要性を感じました。

業務における具体的な不安としては、

「ケアマネや利用者様、その家族と直接関わることも多く、特に見学や契約の場面で『介護保険の制度や自店舗の特徴』に関してもっと知っていかないとと思うことがあります。」

確かに介護保険や自店舗のことに関して、直接問われ返答が必要となる場面が1番多い職種になると思います。実際に見学や契約対応をし始めた方の話で、この点の不安はよく挙げらるなと感じます。
いちスタッフであった時よりもより理解を深め、さらに分かり易く相手に伝えることは生活相談員として重要なスキルになりそうです。

また、もともと介護職員として働いていたからこそ感じる心境もありそうでした。

「介護職として働いていた時は利用者様との関わりを中心に考えていましたが、今はケアマネとのやり取りや書類・入力業務に重きが置かれるようになり、間接的な関わりに変わったと感じています。この点で直接関わっている他のスタッフに申し訳なさを感じることがありますが、これが役割なんだと思っています。一方で、直接自宅に伺うからこそ気づける利用者様の生活状況や家族関係なども感じる為、そういった点を活かしていけたらなと思っています。」

『役割が変わったことによる心境の変化』にとても共感しました。
私自身も経験していますが、この役割の違いへの理解は1人で解決していくことでは無いと思っています。管理者を中心とし組織での相互理解を深めていくことでそれぞれの役割に徹することが可能となり、結果として後半で挙げられたような『専門性』の発揮に繋がっていくのだと感じています。